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「牡蠣居酒屋おいすた」_2017/9
■計画概要
店舗面積_116.64㎡(35.28坪)
意匠設計_松本意匠設計事務所
施工会社_㈱オワリヤ
撮影_松本尚久
設計_2017/5~
施工_2017/8~
【屋根のある店舗】
駅から徒歩5分の約35坪の牡蠣居酒屋店。この計画では基本的に壁や建具で空間を物理的に仕切るのではなく、店内に様々な屋根をかけて各客席を視覚的・感覚的・体感的に仕切っている。屋根の意匠としては全国に様々な産地の牡蠣があるように、また、同種の牡蠣でも殻の形状が全て歪に異なる形状である様に、屋根は全て木製でありながら異なる意匠としている。屋根により物理的な開放感を作りつつも頭の当たらない程度に低くしているため、飲食しているテーブルでは囲われて落ち着ける空間を作っている。
内装で使用している素材については素材感やきめの粗さを意識して【無垢材】【土壁】【針葉樹合】【木毛セメント板】等の自然由来のきめの粗さや歪さをもつ素材で計画している。このような素材を使う事で設計者が意匠的にコントロールできない部分を作ることで少しだけ自然ににた豊かな空間になることを狙っている。
外観
ガラス面で内部が見えるようにしているが、針葉樹合板でできた什器により、客席と目線が合わないように計画している。
内観01
店舗入口から見た様子。3種類の屋根が各席を仕切っている。
内観02
店舗内部から入口を見た様子。
内観03
客席から店舗奥を見た様子。角度の付いた天井が低さを作っている。
内観04
客席から店舗奥を見た様子。角度の付いた天井が高さを作っている。
内観05
カウンターを見た様子。庇のように伸びた12.5mmの針葉樹合板が少し囲われたイメージを作っている。
内観06
店舗入口の客席をみた様子。薄くスライスされた木天井が空間を仕切っている。
内観07
店舗奥の座敷を見た様子。屋根の架かる客席とは違い完全に囲われている。
内観08
木天井のディテール。規格品の2×4材を利用してコストと意匠性を両立している。
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